会社の作り方

2021年、新卒から26年勤めた会社を辞めて、独立・企業しました

独立と言っても、営利でやるには、大きく個人事業主、合同会社、株式会社の選択肢があります

売上の見込みがたつまでは個人事業主から始め、売上大きくなってから会社にする法人成りというパターンが多いようですが、私は、最初から会社を作りました

個人事業主だと売上から経費引いて、残りが自分の収入になりますが
サラリーマンを四半世紀もやってると会社と個人はきっちり分けることに慣れていて
会社から給料もらう方が落ち着くのです

私は自分の会社から役員報酬という給与を毎月もらうのでその辺はサラリーマンと同じ
給与の額は自分で決めるけど、原則1年に1回しか変更できません
(ボーナスは、やり方によっては貰える)
今月、会社が儲かったからいっぱい出す、会社が厳しかったから少な目はNG
毎月決まった額を決まった日に支払わないといけません
変更する場合は決算後に株主総会を開いて決めます
(1人社長でも総会開いて、議事録を作成)

役員報酬をいくらにしようか、というのは毎年の楽しみ❤
社保と税金の表とにらめっこしながら、もちろん会社の収入を見極めながら決めていく作業です
報酬多ければ、個人で税金の支払いが多くなり、報酬少なければ、会社の税金支払いが多くなる
法人の方が税は安いのでこの辺も計算にいれます

会社からの給与支払いは、社会保険料と所得税を源泉して手取り分を振込、
会社は社会保険料を年金事務所に収めるという流れ
サラリーマン時代は、所得税は毎月給与から天引きされ会社が代わりに支払ってくれていました
1人社長は何でも自分でやります

法人の代表としての「松宮さん」は、個人である「松宮さん」に給与(役員報酬)を支払う際、社会保険に加え、所得税も差し引き支払いこれを源泉所得税といい、
法人として、納付書を使って、翌月10日までに国に毎月納めます(銀行や税務署で支払)
ところが、給与の支給人員が常時10人未満である場合、「源泉徴収義務者源泉所得税の納期の特例」というものがあり、申請すれば、半年分、まとめて支払えるのです

こんなこと誰も教えてくれないので、とりあえず、2回分、税務署で支払い、早速申請しました
これで1年に2回で済むし、しかもクレジットカード払いOKではないか!
色々、便利になってるので助かります

次に会社は合同会社、株式会社があります
細かい違いはありますが、仕事する上ではさほど変わらず
前者の方が安く作れるがまだまだ馴染みがないのと、今後、融資も受けていきたいので
100%自分の出資で株式会社にしました
資本金は1円でもOK、私は300万円にしました

ちなみに設立費用は、プロに頼んで25万円
自分でやれば手数料分安くできます

それから、法人用の印鑑作って、法務局と税務書で会社設立の届け出を出します
まず設立時に3本セットで下記作ります
・代表社印(実印)
・銀行印
・角印(会社名の印鑑)
印鑑屋さんでセット販売されています
材質も値段もまさにピンキリですが、株式会社MATCHはチタン製にしました
チタンは押印の時、下に何も敷かず固いデスク上でも非常に綺麗に押せて気に入ってます
会社名がアルファベットなので、アルファベットが映える書体にすることも大切

加えて、何かと、住所や会社名を記入することが多いので、ゴム印も作りました
住所+会社名+名前を3つ重ね合わせて、それぞれバラでも使用できるタイプで
これ欲しかった
嬉しくてノートにむやみに、押しまくりました( ´∀` )

さらに、今は電子上でのやり取りが多いので、印影を透過PNGで作れば完璧
WEB請求などで美しく押印できます

印鑑押す場面が少しずつ少なくなってきていますが、子供もスタンプ好きだし、押印自体が楽しくて気が引き締まる行為ですね

あとは社会保険関係ですね
給与から天引きした社会保険は、法人負担分を加え、毎月、年金事務所へ支払います

社会保険とは健康保険介護保険と厚生年金、雇用保険のこと
1人社長なら雇用保険はないので、健康保険、介護保険と厚生年金の3つ
会社と個人と折半して費用負担しますが、給与天引きするので、会社がまとめて払うことになります

仮に健康保険料と介護保険が5万、厚生年金が10万の併せて15万だとすると
半分の7.5万を給与から天引きします

会社が預かった7.5万と会社負担の7.5万の計15万円を年金事務所から毎月送られてくる請求書で支払います
横浜だと、この他に子ども・子育て支援金を会社が加味して支払います
毎月銀行行くのは面倒なので、銀行引き落としが便利、明細も毎月送られて来ます
クレカ払いは不可、残念!

サラリーマンだと自分がいくら社会保険払っているかあまり認識してないでしょう
外国では個人で支払うのが普通と聞きます
認識薄いので、投票率も低いし、税金の使い方もあまり気にしない

私はサラリーマン時代も自分で確定申告していたので、今に繋がっています
まずは認識から、ですね

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松宮英範

東京・横浜・伊豆・河口湖・箱根など、現在の12のホテル・民泊のプロデュースや運営を行う。その他、集客・運営に悩む小さなお宿・民泊のコンサルや顧問アドバイザー。